2001.02.14. 永年勤続者表彰


 関西板硝子卸商業組合(大供竹太郎理事長)は二月十四日、大阪市中央区の大阪後楽園ホテルで永年勤続表彰式を開いた。今年は十五社の四十八人が十年勤続の表彰を受けた。 司会の小孫雄史福利厚生委員長が被表彰者名を読み上げ、大供理事長から表彰状と記念品を一人一人に手渡した。大供理事長の祝辞のあと、来賓メーカーを代表してセントラル硝子・小倉基義大阪支店副支店長が祝辞を述べた。被表彰者を代表して大阪板硝子販売の北野博正氏が答辞を述べた。
 二部パーティは杉山洋一代表の司会で、日本板硝子・小垣淳洋大阪支店硝子建材課課長の発声で乾杯し、村島靖一郎副理事長が中締めを行った。

大供理事長
 皆さんが入社した平成二年は、株価が下がり、バブルが崩壊する年だった。板ガラス業界もアメリカから市場開放の圧力がかかり、板ガラスが通商摩擦の土俵に上った。その後五年間アメリカとの交渉の場で、商慣行の改革がなされ、板ガラスの価格が大幅に下がった。
 非常に厳しい変化と状況の中で十年間、それぞれの家族のため、会社の再構築に気概を持って働いていただいたと思う。これからも重要な立場で業務を推進し、後輩の指導に当たっていただきたい。

セントラル硝子・小倉大阪支店副支店長
 この十年は日本経済にとっても、ガラス業界にとっても変化が激しかった。経済はバブルの崩壊で先が見えない状況で、業界も大きく変化し、業界の良いところがすべて失われていく悪い面ばかりではなく、業界が生まれ変わるという意味もある。十年たった今、皆さんが何をすべきか、自分の仕事は何か、会社は、業界全体はどうか、原点に立ってもう一度考えなければならない。