2005.02.08. 永年勤続者表彰


 関西板硝子卸商業組合(理事長・濱田陽右氏)は、二月十六日(水)午後時より、組合会館会議室で創立記念日・第十九回永年勤続者表彰式を執り行った。
 今年度の被表彰者八名のうち四名が出席、濱田理事長より一人一人に賞状と記念品が贈られた。
 表彰式は上村事務局長の司会と開会の辞で始まり、被表彰者八名の発表が行われ、四名の出席者に濱田理事長から賞状と記念品が授与されたあと、次の通り祝辞を述べた。
 「一口に十年とはいえ、皆様方や組合にとっては大変苦しい十年であったかと思う。
 金融機関の金融状況が変わり、デフレスパイラル等で経済環境も良くない本当に辛い十年であった。
 ここにいる七名の皆様方は、社員、従業員の力を感じながら我慢をして何とか現在を迎えている。この間日本の経済、賃金は右肩上がりに上昇、雇用関係は終身雇用、いわゆる日本の三大神話が崩れ去り、振り返って見ると方々の苦労は並大抵なことではなかったと思う。
 本当の苦労はこれからの十年、二十年。これまでは上からの仕事は、巧くこなしていれば良かったが、これからは会社の中堅として色々なことに関与しながらの仕事が増えてくる。会社は皆さんがたの力を必要としており、活躍の場も広がってくる。その意味でご活躍頂くことを願っている。
 本日十年を迎えられたが、その間会社の先輩方にはこ指導を、家庭では家族の励まし、協力があって今日がある訳ですから、感謝の念を忘れず精進をして頂きたい」。
 これを受け、被表彰者を代表してアサカ硝子産業梶@井出栄一氏が次の通り答辞を述べた。
 「われわれは今後とも一層業務に精励して、それぞれの所属する会社の繁栄と業界の発展向上に、最大の努力をすることをお誓い申し上げます」。
 式終了後に行われたパーティは、辻本幸雄福利厚生副委員長の乾杯発声で開宴、被表彰者を囲み和やいだ雰囲気のなかで親睦の和が図られ、谷村副理事長が「今日の表彰は、皆様方の十年間の実績を評価してのもの。今日は、これからの十年、二十年はどうか、についてを円周率の計算値に置き換え、話をさせて頂きたい。この円には3.14とより精度の高い七分の二二と一一三分の三五五の三つが存存するといわれている。これまでの十年間は三・一四で削ってきたが、その中に四以上の値がどれだけあったかということにつきる。今後の十年、二十年では後の幅を広げて頂きながら、それだけの精度を出して頂きたい。 職責に例えるならば、七分の二二は管理職であり、マネジメント(社長)は一一三分の三五五(スペースシャトルの地球への帰還時の入射角算出に用いる数値)の中で仕事をされている。是非これからの十年、二十年間は、より精度の高い円の仕事ができるよう、先を見据えてやって頂ければ有難い」と中綿め挨拶を述べ表彰式を終えた。
 また、同表彰式には、七名の役員、理事らが出席し永年勤続の労を祝った。
 今年度の被表彰者八名は次の通り、敬称略。
 ▽アサカ硝子産業梶∴苡o栄一、柴原達也▽京都板硝子梶%c村徹▽大阪板硝子販売梶&田貢治▽潟Rムラ=橋脇一之▽且R田硝子店=山本聖、西賀忠志、広田隆司

(文章・写真はガラス建装時報社 or ガラス新聞社の記事の中から使わせていただいています)