2009.05.15. 総 会


  関西板硝子卸商業組合(理事長・村島靖一郎氏)は、五月十五日午後二時三十から定時総会を催し総会終了後の四時から同商業組合二階で勉強会を催し、トステム(株)関西支社代理店支店美馬敦氏が住宅業界の現状と対策”をテーマに講演、参加した三○社の卸組合員は大変参考にになった、と語る程感銘を与えていた。また午後五時三十分からアークホテル二階孔雀の間において来賓(国内メーカー三社)を交えての”懇親会”と三本建ての催しで懇親を高めるところがあった。
 懇親会は斎藤産業(株)斉藤洋介理事の司会で進められ、村島理事長挨拶に続いて来賓紹介があり、来賓はAGCグラスプロダクツ(株)西日本第一営業部長補佐・手島良太氏、日本板硝子ビルディングプロダクツ(株)西日本支社硝子建材販売グループ課長・濱島淳一氏、セントラル硝子(株)大阪支店長・長濱隆氏の三氏で来賓を代表して子ビルディングプロダクツ(株)濱島課長が来賓挨拶、そしてAGCグラスプロダクツ(株)西日本第一営業部長補佐・手島氏の発声で祝杯をあげ懇親会に移り、濱田副理事長の中締めがあって懇親会を終了した。
 なお村島理事長の挨拶要旨は次の通り。
■村島理事長の挨拶
本日は組合員三七社の内委任状七社で三十社の方全員が参加して戴き、総会も無事終了することができました。私も理事長に就任して一年を過ごし、この一年間は協同組合との兼ね合いとの問題もあり、いろいろ研究い合う一年でもありまた。残りの一年に対しましても皆様方の積極的なご意見をお寄せ頂きますようお願いいたします。
 現状は皆様ご存じの様に不景気で特に四〜五月は「暇」だ仕事も無いという事で赤字になって仕舞う状況下ですが、これをどの様に解決していけば良いか、ということですが、衣・食・住に例えると少ない所得の中から食べ物、衣料を節約することはむつかしいし、住宅に向かってくるお金は最後になる可能性が高いだけに大変厳しくなると思います。
板ガラスのみならず他の業界でもやはり暇な業界も多く、遊休工場を利用してレタスなどの野菜類を栽培する傾向も見受けられる。市民も新鮮な野菜に人気が高まり、少し高くても手に入れようとする傾向が見受けられる。自動車業界でもエコを中心とした車に人気が集まり、トヨタのプリウスに至っては未だ発売になってないのに七万八千台とかの声が聞かれる。住宅についても国も景気浮揚の為いろいろ優遇策を実施する段階に入っている。私達もこれからは自分の会社でもいろんな商品を扱え得るような対策をとり販売員に対する教育も催し、ただ新規開拓といつて他の品物を安く販売するということでなく窓に対するいろんな商品を扱って「窓のリフォーム」ということに力を入れていく必要があるということを考えています。そういうことでこの一年は新規開拓という美名のもとに値段を安くして他人の地盤を荒らしに行くという事のないようにやつて行く事が秩序あるガラス業界を保つことになるのではないかと考えております。この一年間もよろしくご指導ご鞭達の程お願いします。

文章はガラス建装時報社 or ガラス新聞社の記事の中から使わせていただいています)