2008.01.09. 板硝子業界新年御礼会


 関西板硝子卸商業組合(村島靖一郎理事長)、関西板硝子工事協同組合(横尾道男理事長)、全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)近畿地区本部(南正助本部長)の3団体は1月8日、大阪市北区の新阪急ホテルで合同新年互礼会を開催した。国内外板ガラスメーカー、二次ガラスメーカー、大阪府鏡工業協同組合代表らを来賓に迎え、昨年より多い127人が出席した。
 主催者を代表し、村島関西卸理事長があいさつ。今年実施される住宅版エコポイントについて「今年はどのようにしてエコガラスに換えてもらうかを考えていくことが大事。それをやるかやらないかがわれわれの明暗を分ける」と出席者にエコガラスの積極的な販売を呼び掛けた。
 来賓を代表してあいさつした長濱隆セントラル硝子関西社長も「住宅版エコポイント制度は追い風になるのは間違いない。業界挙げてこの制度に取り組んでいく必要がある」と述べた。
 南全硝連近畿地区本部長が乾杯発声。横尾関西工事理事長が中締めのあいさつをした。
■村島関西卸理事長
 1月7日に大阪で住宅版エコポイントの説明会があり、2回に分けるほどの盛況だった。今年はどのようにしてエコガラスに換えてもらうかを考えていくことが一番大事。それをやるかやらないかが今年のわれわれの業界の明暗を分ける。
 もう1つ、改正等エネ法が施行され、エネルギー使用量の数字が悪い所についてはエコガラスに換えることを考えてくれるのではないか。「環境」「省エネ」が今年のキーポイントになる。どのようにしたらエコガラスが売れるかということを皆さんと一緒に考えて、頑張っていきたぃ。
■長濱セントラル硝子関西社長
 住宅版エコポイント制度はわれわれにとって追い風になるのは聞達いない。特にリフォームについては、日本の住宅ストックが4500万戸といわれているが、そのうちの1割の450万戸が対象であったとしても、平年の住宅着工戸数を100万戸とすれば4年半分の仕事がある。業界挙げてこの制度に取り組んでいく必要がある。
■南全硝連近畿地区本部長
 自動車、家電に続いてガラスがエコポイントに入ったのは素晴らしいこと。これを何とかしないといけないが、完成品なのでわれわれが加工する所がない。施工は誰でもいいということになっている。ほかの業界に持っていかれないよう、知恵を出してやっていかないといけない。
■横尾関西工事理事長
 リーマン・ショック、ドバイ・ショックというわれわれに関係のないようで関係のあることが起きた。「一度あることは二度ある」「二度あることは三度ある」といわれる。今年もう1度ショックがあるのではないか。景気の良くなるようなショックを与えていただきたい。様方にも応援、ご尽力を頂き、一歩でもこの主旨に近づけるよう取り組んで参りたい」と中締めの挨拶を行い終宴、散会した。

(文章はガラス建装時報社 or ガラス新聞社の記事の中から使わせていただいています)