2011.02.16. 永年勤続者表彰


「若い力で業界繁栄を! 全ての人が同じ思いで」(綾部理事長)

関西板硝子卸商業組合(理事長・綾部欽一氏)は、二月十六日(水)午後四時より、組合会館二階会萬室で、今年度の被表彰者九名のうち八名が出席し第二十五回永年勤続者表彰式を執り行った。表彰式は北橘成天福利厚生委員長の司会と開会の辞で始まり、被表彰者九名(欠席者含む)の紹介が行なわれ、綾部理事長から賞状と記念品が授与された。

 冒頭、綾部理事長が授彰者入社後十年の歩みを振り返った上で「十年経った今、色々な統廃合等で組合員は三十五社(1/4)に減り、業界の飯の種ペアガラスも板ガラス三メーカーから、サッシメーカーにややもすると主導権を奪われつつある状況にあり、今年からスタートの窓の断熱表示についてもそうしたことが言え、我々の置かれている立場は崖っぷちの状態である。
 このような中で、如何に業界を変えられるかについては、過去の制度体験の延長線上ではなく、今日永年勤続を投影された若い人が中心となって、それぞれの思いを前に出してやって行かないと、業界の変化はない。
 柳田邦男の一文に『美しい村』というのがある。美しい村にするには、全ての村人が、同じ思いで美しい村づくりを考えなければなし得ない。我々の業界も、如何にすれば利益を残せるのかを、全ての人が考えて仕事に当たらないと業界の復活はない。是非、若い力を結集し、それぞれの会社で力を発揮され、それが業界の力となって、一歩でも二歩でも業界の繁栄につなげられるよう祈念したい」と挨拶した。
 これを受け被表彰者を代表して大阪板硝子販売梶E森田雄三氏が「今後とも一層業務に精励し、それぞれの会社の繁栄と業界の発展向上に、努力をすることを誓います」と答辞を述べた。 祝賀パーティは、北橘成夫若葉会代表の司会、杉山洋一副理事長の乾杯発声で開宴、受彰者と杯を交わしながら今後の活躍を祝い、最後に小山保和副理事長が「この十年を自分が成長した十年とせず、新たなスタートの年として、会社、社会等全てのことに思いを馳せ、挑戦して頂きたい」との中締め挨拶で式を終えた。

 本年度の被表彰者名は次の通り、敬称略。
 ▽且O供システム=谷田勝也▽且R田硝子店=谷口数博▽吉田硝子工業梶%c村由香▽大阪板硝子販売梶$シ畠徳治、上平剛裕、下津佐良美、森田雄三▽鰹ャ間久商店=川口智美∇ナニワ鏡工業梶£キ澤信明

(文章・写真はガラス建装時報社 or ガラス新聞社の記事の中から使わせていただいています)