2011.05.14. 総 会


「問西発信で経済活性化」

関西板硝子卸商業組合(理事長・綾部欽一氏)は、五月二十日(金)、通常総会終了後の午後五時より、アークホテル大阪二階「孔雀の闇」で、組合員と来賓の三十六名が出席して懇親会を開催した。

環境に柔軟対応(綾部理事長)

 本宴に先立ち綾部理事長が「我々を取り巻く環境は、三月の震災以降、我々の日本経済に与えた影響の余りの大きさにびっくりしていると同時に、我々の商売にも大きな影響を与えているのではと、肌で感じている。
 また、昨日発表された「三月のGDPを見ても二回続けてマイナス、四月から六月もマイナスは間違いないといった状況で、景気回復は下半期以降だといい、今年一年間のGDPを見ても、マイナス成長になるとの予測をするエコノミストもいる、そんな状況。
 唯その中で、幾つかの百貨店が改装や新築を行ない、何ケ月ぶりかに売上を大幅に伸ばすといったニュースもある。また、震災の影響を受け電力不足からの節電が大きなテーマとなり、多くの家電量販店では売上を数億伸ばしているとの話しだ。
 環境というのは、本当に先が読めないが、我々の商売は環境の適応業。時折々の環境に柔軟に対応しながら我々は頑張って行かなければならない。それが企業を続ける源だ思っている。
 先日、住宅エコポイントが七月を持って終了との発表があったが、電力不足からの節電が日本国中に大きなテーマを与え、その影響で窓の断熱化には大きな関心を与えている。 震災の影響厳しいさ中ではあるが、この関西が皆さんの力を結集して、経済の活性化に少しでも力を貸せる業界であって欲しいし、組合も景況感の安定ということで情報を共有しながら、意を強く持ち関西発信で、日本経済を活性化するんだとの思いで今年一年間頑張って頂きたい」と挨拶した。

 来賓挨拶ではAGCグラスプロダクツ梶E迫田部長が「七月でエコポイントは終了するが、新たに省エネ、省電力という視点で皆様方と共に手を取り合って「社会貢献出来たね」と話しが出来るよう尽力して行きたい」と挨拶し、懇親の和が図られた後、小山副理事長の中締めで散会した。

文章はガラス建装時報社 or ガラス新聞社の記事の中から使わせていただいています)